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2008/03/13 (Thu) 克哉×御堂

こんばんは!
小説更新は久しぶりになってしまいましたが、克哉×御堂です^^
どうも私のとこの克哉は御堂さんに負けるというか、ヘタレというか…。
本当書いてる途中に危なく御堂×克哉(眼鏡)になりそうでビビりました。
多分2人とも私の好物であるツンデレだから、どうしても受けにさせたいんでしょうかねー。
ツンデレ攻めもすきですが、ツンデレ受けはもっと好きです(笑)
要するにツンデレが大好きです。クールビューティーだと尚良し!

とクールビューティーで思い出したのですが…菅野さんの海馬に紹介されてた松田○作氏の映画(菅野さん曰く、映画館で見ていたお客さんが一部のシーンをホモのPVと称した映画です)一度は見てみたいのですが中々機会がないんですよね…。クリスタルビューティー…。
ハードボイルド好きにはたまらない映画だと思いますよー。wikiにもありますので気になった方はどうぞ。
以下台詞を起させていただきます。興味ないわよーって方もいると思うので、小文字でうすーくしときますね^^;

「…俺ねぇ、ずっと昔にお前に会ったことあるような気がするんだ…最初会った時にそういうふうに感じた…たとえばさぁ、俺が犬でお前が飼い主とか…お前が競走馬で俺が馬主だったとか…そういうなんていうかさぁ、半端な関係っての?お互い口がきけなくなんちゅうのかなぁ…不幸な関係…こんな話つまんない?何か言えよアキラ…クリスタルビューティー…」
「やめてくれよ!」
「悪かった…」
「あんたの声、好きだよ…俺…」
「有り難う…歌、好きか?…ブルース…お前何になりたいんだ?」
「醜くなりたい…」
「キメすぎだよ…お前、俺なんて辛くなっちゃうぜ、そういう事言われると…でも俺だって昔はねぇ…アキラ位の年頃の時は、ずいぶん騒がれたもんだぜ…ギリシャ神話の美少年なんて言われてさぁ…それで十何年経って現役だよ、今でも…元ができてなきゃこうはなれんぜ…」
「ねぇBJ…」
「えっ?」
「今度さぁ、BJの歌聴きに行くよ…」
「ああ、おいでよ、歓迎するよ…」
「客は大人ばっかし?」
「ううん、そうでもない…」
「若い奴来ないの?」
「来てるよ、結構…」
「それじゃ行く…いつも周りは大人ばっかりだったからね…いつもそうだった…」
「待ってるよ、ブラザー…必ず来てくれ…お前が来たら、キメてみせるから…」


確かに競走馬と馬主の不幸な関係はそれだけじゃない気がします。
そして醜くなりたいで不覚にも突っ込みを入れたのは私だけじゃないはず。
もしご覧になった方がいらっしゃいましたらご連絡を!^^

えー、余計な事をだらだらと語てしまいましたが、改めまして以下克哉×御堂です。
お暇でしたらどうぞ(性格がかなり違うと思います…そして会社はその場設定!!すいませんっ)

出来る男には敵が多いとはよく言ったものではあるが。
その通説の如く、出来る男こと御堂孝典(32)には敵が多い。
そしてその恋人とでもあろうならば言わずもがなに苦労耐えない生活なのは目に見えるのだが、その恋人である人物は彼以上に敵が多い人物だったのだ。

「これが企画書?小学生の発表会じゃないんだぞ。見積もりデータが甘いし、現行との比較が出来ていない。やり直せ」
白い紙の束がデスクの上に落とされる。はらりと舞ったコピー紙はとどめとばかりの勢いでデスク上へと叩き落された。
その押さえ込む腕を辿れば、見事な高層オフィスビルを背景に冷えたフレームが差し込む光りに照りかえる。
浮かべられた冷笑はレンズ一枚で和らぐはずもなく、寧ろ鋭利な光りを宿す眼鏡のお陰かメデューサの笑みの如く見るものを凍えさせずに石化させた。
知っての通り瞳を逸らして回避したもの達に憐れな新人に手を差し伸べるというのは当然無理な事で。
黙々と自分の仕事をこなしながら彼女が次の日も出社してくれる事を願うしかないのだ。
「どうした。早くデスクに戻れ」
決して声を荒げるなどと粗野な真似をする上司ではないが、その冷ややかな視線は言葉以上に身に突き刺さる。
やっとのことでデスクに投げ出された束に震える指先を伸ばした彼女は小さく「すいませんでした…」と呟くと自分の作り上げた企画書を胸に抱き、矢の如く自分のデスクに帰っていった。
その姿を見届けた人物はそっと息を吐き上げていた腰を椅子へと落とす。その頭上に声がかかった。
「佐伯。今のやり方では駄目だ」
呆れたような、少しだけ子供を叱るようなニュアンスの聞きなれた艶のある声に佐伯と呼ばれた男が顔を上げる。
「御堂か…」
分かっていた癖に気づかなかったように振舞うのは、彼のそのニュアンスを感じ取ったからか。いつでも優位に立とうとする佐伯のスタンスを実は御堂が子供っぽくて可愛いなどと思っていることを佐伯は知らない。寧ろ知らないほうがいいのかも知れない。
「…全く、君は教育には向かんな」
ふうとため息を吐く御堂に佐伯は少しだけ眉を顰める。そして反論しようと口を開きかけるとすぐ横に立っていた御堂はスタスタと佐伯のデスクを去った。
言葉を飲み込むことすら出来なかったその口を決まり悪げに閉じると佐伯は御堂の背を目の端で追う。
「君、さっきの企画書を見せてみろ」
その先には、無表情の顔で先ほどの新人に声をかける姿が見えた。
おずおずと差し出された書類にスッと目を通していく様は傍から見てもエリート然としている。
「ここに前年度のデータを入れ、今年度と比較できるように纏めた方が見やすい。それにここの調査結果がいまいちこのグラフだと伝わり難い。君は情報収集は上手いが、それを使えるようにするのが出来ないな。これからは効果的に活用していく方法を覚えないと勿体ないぞ」
ズバズバと問題箇所を上げていくが、それとないフォローも忘れない。と言っても全体的に辛口となるのは御堂の性格故だから多少目を瞑ってもらうしかないだろう。
それにしても、辛辣で冷酷だと称される流氷の融解に以前の御堂を知っている者は目を瞬かせるかもしれない。
「あ、ありがとうございます!」
キツイながらも的確なアドバイスに肩を落としていた社員が明るい声を上げた。その声に微笑した御堂を彼女が少し熱っぽい瞳で見上げてしまったのはどうしようもないのではないか。
そのまま御堂は自分のデスクに着くと、一番近い佐伯のデスクに目をやった。
すると顰めていた表情をスッと戻し何事も無いように飄々と仕事をこなす佐伯が見える。その姿に苦笑する御堂の顔は柔らかい。
「…私がこんなことをするようになったのは誰の所為だと思っているんだ…」
ぼそりと零された声に気づいたものが不思議そうに御堂を見つめた。
「何か仰いましたか?」
「いや…何も」
そう言いながらもおかしそうに表情を緩める御堂に社員はまたもや不思議そうに短く切られた髪を掻いた。


「佐伯社長…本当に恐いわ…」
「確かにね。それに比べて御堂専務、最初の頃より全然丸くなったよね」
「うん、初めはすごい厭味なエリートだったのにそれを上回る人物がいたからねぇ」
給湯室はいつでも噂やお喋りのたまり場らしい。お湯を沸かしながら、各自のマグカップを手に彼女達は小さく囁きあう。
「あっ、吉住さん…」
オフィスの一角にあるこの給湯室は見え難い。まして来客時にあまり気づかれないように作られ、尚且つ背の高い観葉植物が目隠しをするので中の事は全く見えないのだ。
その給湯室から覗く景色に彼女の1人が声を上げる。
「何?」
「あー、凄いなぁ」
各々が外からは見え難いのをいい事に身を乗り出す。そして申し訳ない程度に頭を覗かした先に吉住と呼ばれた先ほどの新人社員が立っていた。
ほんのりと頬を染めた顔で彼女が見上げる人物は背しか見えないのだが、その仕立ての良い体に合ったスーツはここで働くものたちには直ぐにでもわかる。
「彼女凄い美人だものね」
「それにしたって専務とは…。さっきのことでホの字かしら?」
「専務もどうするのかしらね。あれほどの美人を断るのかな」
興味津々と言った様子でその場の成り行きを見守る3人は口々に話し出した。
輝かせる瞳で微笑む彼女は何かを口にして頭を下げている。そして顔を上げるとおずおずと口を開いた。
御堂の様子はわからない。給湯室の彼女達が事の成り行きを想像する中、何かを喋っていた彼女の口が閉じられた。
そして見る見る表情を曇らせた彼女だったが、それも一瞬ですぐさまもとの表情を作ると何かまた頭を下げその場から去った。
「あ…!こっち来る!」
彼女の思わぬ行き先に3人は慌てて身を翻すと、沸きっぱなしだったヤカンの火を止めたのだった。


「御堂」
昼休みに入り佐伯が大きく御堂を呼んだ。
「話がある。付き合え」
しかし呼ばれた本人の了承を得ぬまま、命令するように言い放つとドアの外へと足を速める。
その後姿に御堂は見えないように苦笑するとその背を当然のように追った。
ビルを出ると日差しが眩しい。まだ真夏のように照り付ける日差しでは無かったが十分室内で過ごす事になれた瞳には眩しかった。
「佐伯、待て」
足早に先を急ぐ佐伯の背に声をかけると、その背がピクリと揺れる。そして足取りは止まる事を知らなかったが僅かに緩められたスピードに気づかないほど御堂は鈍感でもなかった。
「どこに行くんだ?」
既に肩を並べられるまで歩みを進めていた御堂に佐伯がチラリと視線を向ける。
「別に、昼飯だ」
その視線とともに返される言葉が余りにもぶっきら棒で御堂は内心で笑うしかない。
佐伯はいつもいつも御堂こそが素直でない天邪鬼だなど言っているが、佐伯にも十分この言葉が当てはまる。
元に戻された視線を追うように見つめた御堂に見えるのは不機嫌そうに眉を寄せた表情。
佐伯と付き合いだして数年たった御堂だが、佐伯がやはり年下であることを会話や態度の節々で感じられるようになっていた。
「そうか」
「…」
どうやらもう口を開く気は無いらしい。御堂の返事にも暗黙で答えると慣れたように食事に向かう人々の流れをぬっていたった。
何だか最初の頃とはえらい違いだと御堂は苦笑するしかない。
あの酷い仕打ちを今までだって忘れた事などなかったが、今ではその記憶さえも不器用な佐伯の心を表していた出来事であったと思えてしまう。
不遜な態度も佐伯にはあっているが、どうも御堂に対する時だけ妙に自分の調子が崩れてしまうらしいのだ。
結局いつもいつも強引な事をするくせに、あの約束どおり御堂の嫌がる事はしない。するとしても確認して了承を取られてしまっては嫌がるも何もないのだ。
何だかんだでほだされているし、御堂はやはり年下のこの恋人が好きなんだろうと自覚させられる。
その恋人にいきなり腕を掴まれた。そして引き寄せるように佐伯のほうへ体を寄せられた。
つらつらと考えていたから急なことに驚く御堂だったがすぐさま寄せられて香る佐伯のフレグランスに意識を取り戻す。
「おい!止めろ…っ」
胸元に傾けさせられた自分の体を咄嗟に引こうとして睨んだ先の佐伯の眼鏡が照った。
その脇を大きな車体が風を唸らせて通り抜けた。
「…折角人が助けてやったのに…その言い草はないんじゃないか?」
レンズの奥の瞳が意地悪そうに細められるのを見て体が熱くなる。
「うるさい。離せ」
一段と強くなる嗅ぎ慣れた匂いにかぁと顔までが熱くなって御堂は必死に腕を払った。
思ったよりも直ぐに解放された腕を少し掌で押さえながら、こういうところは変わらないななどと一人思い出して余計に恥ずかしくなる
その思いを拭い去るように、今度は御堂が先に足を進めると後ろから困ったような笑い声が聞こえた。
(くそ、そうやって笑うは私の方だったのに!)
振り向かなくともわかる佐伯の表情に御堂は小さく悪態をつく。
スタスタと先を歩きながら路地を曲がると人通りが無くなったのを目の端に止めた御堂がいきなり足を止めた。
すぐ後ろを付いてきていた佐伯がその背にぶつかるのは当然の成り行きで、お互いの体に衝撃が走る。
「!」
「っありがとう」
驚いたような声を上げる佐伯に被せたように早口に言葉を告げるとこの野路を出た先にある目的地へと急いで向かった。
また後ろから笑い声が聞こえたが、聞こえないふりを決め込むと御堂は目の前に見えた暖簾をくぐった。


「で、話って本当はなんなんだ」
常連客のよしみで混み合う時間帯だというのに昼時は使われない2階の個室に通してもらう。
ゆっくりと並べられた蕎麦やその他の小出しの料理に箸をつけながら御堂がじっと佐伯を見つめた。
「別に」
社を出る直前の時よりは機嫌は大分良くなっているらしかったが、佐伯は御堂の言葉に何かを思い出すと苦々しそうに表情を歪める。
「…」
その顔に御堂は何となく合点がいって、少々カマをかけてみることにした。
「給湯室の脇にあった植木鉢、小休憩のときになくなっていたが、あれ業者が持っていたのか?せめて代わりのものを置いていってもらわないと困るのだが…」
「?俺がその時間見た時には普通に置いてあったぞ。それにまだレンタル契約は切れてないはずだし、更新も今の業者でオーケーを出しているが…」
そう言いかけて気づいたらしい。普段余裕綽々と言った風情で細められている佐伯の瞳が決まり悪げにレンズの奥で揺れた。
年下に毎回負けるわけにはいかないのだ。
佐伯が年下ということを気にしているように、御堂もまた年上であることを気にしている。
まして元々負け知らず。勝気で強引でプライド高い男であるなら尚更だ。
「そういうことか」
御堂は久しぶりに自分へ微笑んだ女神の如く笑みを見せる。如何せんその女神は純真無垢というには、権高すぎるようだったが。
にやりと口角を吊り上げた御堂の笑みに口を噤んだ佐伯は嫌そうな顔をする。
「……」
「見ていたのか?全く礼儀がなってないな…」
ふっと笑い、優雅な動作で小鉢に盛られた白和えを口へ運んだ。相手に余裕を見せ付けるためだ。
ただでさえ普段受け身を取らされていることもあってか望んだ事にしろ自分の中で時々折り合いが付かない御堂だ。
だからこうして時たま自分の優位に事を進められる事が起きると、今まで燻っていた本来の好戦的な駆け引きや相手を打ち負かす快感に火がつく。
御堂は箸を運ぶ動作を止めぬことで口を噤んだ。一方的に優位な立場である今、自分からペラペラと喋る事はスマートではないからだ。
久しぶりに佐伯を打ち負かせるのかと思うと御堂に体を重ねる快感では得られない高揚が走る。
ニヤリとした余裕の笑みを崩さぬまま、黙り込む佐伯を見つめた。
悔しそうな表情を浮かべていると佐伯も歳相応の顔になる。
普段から取引先や知り合いと年齢の話になると驚かれるのだ。
それほど佐伯克哉という人間は大人びていたし、自分が端厳であることにも自覚しているようだった。
だから初めてあったときから打ち負かしてやりたいと思っていた。それは恋人となった今も変わっていない。
そう思える相手でなければ、御堂が背を預けるはずがないのだ。
互いに黙ったまま、互いの顔を見つめていると佐伯がフッと息を抜いた。
悔しげな顔に苦笑が混じる。付き合ってきてわかったことだが佐伯は本当に困り果てると眉尻を下げて笑うのだ。
その表情が意外にも似合うことに初めは佐伯の不遜で高慢なイメージに結びつかずと惑ったが、最近では素直な表情を見られることに嬉しくなるほうが多かった。
だからその笑顔を向けられると、敵わない。
散々負かせてやりたかったのに…その気持ちが内心疾うに鎮火されてくことに唇を噛むがやはりその一方で嬉しくてたまらなかった。
「御堂…」
はぁと大きくため息を吐いて御堂の名を呼びながら頭に手をやった佐伯がクシャリと髪を握る。
「断ったのか」
「聞いてなかったのか?」
わかっている癖に御堂は白々しく佐伯の質問に問うて答えた。確かに鎮火されたはずだが、これはもう御堂の性格だ。
「…盗み聞きなんてするか。馬鹿らしい」
「だが、ずっと気になってはいたわけか。私がアドバイスした時から見ていたようだしな」
隠し持っていた切り札を何のひねくれもなくストレート出しすると佐伯は思わず瞳を瞬かせた。
「気づいて…っ!くそっ」
悪態を隠しもせず、テーブルを小突くと食器が微かに音を立てる。
揺れ動いた食器らを押さえ込むように、身を乗り出してテーブルに手を着いた御堂が、もう片方の腕を伸ばした。
驚く佐伯の顔からスッと眼鏡を外すとその手で佐伯の纏め上げた髪をかき乱す。
「本当に、こうすると年下なんだと実感するな…克哉」
普段冷えたレンズに隔てられた瞳が無防備に晒され、額には意外にも柔らかい髪が流れた。その姿を御堂が笑う。
「お前…!」
かぁと珍しく顔を赤らめた佐伯が御堂の手から眼鏡を奪おうとすると、それを御堂も珍しくかわしきりその眼鏡をすっと自分の目元に掛けた。
「断ったに決まっているだろう。それに私が甘くなったのは社員のためじゃない」
いきなり何を言うんだと思えば、会社の重役に似つかわしく無い不遜な言葉。
「私がああしてフォローするのはお前の会社のためだし…要するに」
御堂の耳も幾分赤かった。どうも眼鏡をかけたのは自分のなりのせめてもの照れ隠しなのかもしれない。
「つまり…」
「つまり、俺のためか?」
眼下に迫る佐伯の顔がいつの間にか笑っていた。
囁くような言葉とともに顔に腕を伸ばされる。
「調子に乗るなよっ、さっきまでは負けてたくせに…」
その腕を振り去るように顔を背けると佐伯の指にフレームが引っ掛かった所為で眼鏡がずり落ち佐伯のその指で外され握られてしまった。
「この顔で言って欲しい」
そしていつの間にか同じように身を乗り出していた佐伯の顔が目の前に広がる。
眼鏡をかけず、前髪の降りた姿は確かに年下らしい風貌ではあったが、その声はやはり同等の男の声だった。
「…年下のくせに…」
「アンタこそ、年上のくせに随分可愛いじゃないか」
意地悪く瞳を細める表情は、やはり眼鏡があろうが無かろうが変わらなくて、どうしてこうも自分と同等として映ってしまうのが御堂には悔しくて仕方ない。
「なぁ、孝典…」
先ほどまで確かに自分が有利であったのに。確かに自分が勝っていたのに制していたのに!目の前で笑う男は誰だ。
それでもこれが自分の愛した男なのだ。
同じようにプライドが高くて尊大で、多分自分以上に傲慢で敵の多いこの男が、自分は愛しくて仕方がない。
だから自分に出来ることは手伝ってやりたいし、一緒に過ごしていきたいのだ。
これは年長者の庇護なのではない。同等の相手だからこそ互いに助けあっていきたいと思うのだ。
「お前は私より年下だ」
目の前の瞳が微かに揺れた。やはり彼も必死にその差を埋めようともがいているのだ。
「だけど、お前は私が認めた男だ。だから私も付きあってやっているんだ」
唇が震える。頭が熱くて仕方ない。
「つまりっ、お前のためでもあるし、私のためでもある!お前と私は同等なんだからな」
勢いに任せて言ってしまったが、後悔はなかった。年上だとか年下だとかは一種の事実に過ぎないし、それが重要なわけではない。これから歳を重ねればそんな差など関係なくなっていくだろう。
大事なのはお互いの存在を同等なのだと認められるか、否かなのだ。
御堂は言い切ってから佐伯をじっと見つめると、佐伯はあの困った表情で笑っていた。心臓がドキリとする。
「全く…。いつになっても敵わないんだろうな…」
ポツリと漏れた言葉に内心それは私だと反論を返す御堂に佐伯がもう一度笑った。
こんな素直な笑みを見られるのは私だけだということに満たされる御堂にその顔が迫る。
「俺だって同等でありたいと思っている」
「思っている?」
その曖昧な台詞に御堂はすぐさま切り返すと間近にいる佐伯が苦笑した。
「訂正する。同等だ…」
降参したような笑みとともに囁かれる言葉に満足した御堂が微笑むとゆっくりと唇が重なる。
眼鏡が握られたままのその指に指を絡め、同じように互いに深く舌を絡めた。
その下に広がるテーブルに硬質な何かが音を立てたが、その音に気づくものはいなかった。



危なかったですね克哉。攻められちゃうところでした^^;
どうも私は不遜で偉そうな年下攻めは不意に子供っぽかったりするのが好きなんですよね。
克哉は御堂さんに必死に対等になりたくて格好つけてたりすると萌えます。
例えば実は泳げないだとか…。
見栄を張って御堂の通うジムのプールに一緒に行くのですが、実際は水が恐くて急に仕事だとかなんだで出て行こうとするんですが、その事に気づいた御堂にプールに突き落とされて溺れるとか(笑)
おいっ!とか助けろ!とか克哉は騒ぐんですが、楽しそうに笑う御堂の姿が可愛くて「まぁいいか…」などとほだされるという。そしてお約束どおり沈み慌てた御堂に助けられます。
…私は克哉さまを何だと思っているんでしょうか。やっぱ私のとこの克哉×御堂は克哉<<御堂らしいです。
ちょっとでも同士さまはいませんかね(苦笑)


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endo マメ

Author:endo マメ
鬼畜眼鏡に大ハマリ中の腐女子です。
日々隠れとして生息しているので、日記がえらい事になるかもしれません。
カプはどれも大好きなんで、小説は色々と書き散らかしています。
克哉も御堂も本多も片桐さんも秋紀もMr.Rだって好きです!
コメント大歓迎!!気軽にどうぞ。
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